ABYSS 殺人クラブのレビュー

体験版の記事で予告したとおり、ABYSS「琴子ルート」を購入。
琴子ルートを買えば既存のルート「温子ルート」「爽ルート」「幽ルート」も同梱なので注意。

ちなみに、体験版のセーブデーターを流用しようとしても、読み込みエラーで不可能だった。体験版で既に知ってるシナリオをまた読むのは面倒なので、読み飛ばし機能を使って放置した。

また、体験版では自由に変えられたフォントが、ゴシックと明朝の2つだけに縮小していると気づいた。個人的には丸ゴシックM-PROが好きなので、フォントを自由に変えられないのは残念。

それと、ページを進めて最初の2～3行でメッセージ送りになる場合、その文章が消えてしまう箇所がある。履歴ではそのページに属している文章なのに。体験版では問題なくちゃんと読めた。

ゲーム内容

ビジュアルノベルなので、読み進めるだけ。
ルートは任意選択できない。順に読まないとルートを変える新しい選択肢が出ない。順に伏線が回収される関係でこうなってると思う。

各ルートの概要

1周目には何の選択肢も出ない。

ABYSSの殺人ゲームを偶然に目撃した主人公は、ABYSSをひとりで調査し始めるというシナリオ。

ABYSSが生贄を殺すゲームと主人公の日常とが交互に描かれる。

エピローグでは生贄となった少女の猟奇エロシーン。

2周目は、しばらくは体験版と共通のシナリオで、主人公が「安藤有紀」を助けるシーンで選択肢が出る。つまり、共通シナリオの途中でルートが変わる。ここで有紀を送るを選ぶと「温子ルート」へ。

温子ルートは、主人公が温子にABYSSのことを相談することで一緒に調査することとなり、それゆえに温子の妹・爽も主人公の妹・琴子もABYSSに巻き込まれてしまうというシナリオ。

共通ルートでの疑問点がいくつか判明する。

など。

温子ルートでもわからなかったことは
「真ヶ瀬はABYSSか」
「龍一と鬼塚の因縁」
「鬼塚が学校と学外とで態度が異なる理由」
「主人公が佐倉那美に嫌われた理由」
「ゴスロリ金髪少女が生贄や主人公を助ける理由」
「片山が主人公を落ちこぼれのほうと呼んだこと」など。

新たな謎としては、
偽切り裂きジャックの正体
ABYSSの生贄の呼び名タカツキキョウコと同名の高槻良子という新キャラ

ちなみに、温子ルートのエロシーンは、ABYSSの生贄となった女の子2人の陵辱シーンと、主人公と温子とのエロシーンの2つ。

温子ルートは実質的にバッドエンド。

3週目の選択肢は、生徒会で見回りを議題に上げるか否かのシーンで発生。「今日決める」を選ぶと「幽ルート」。

幽ルートは、幽と主人公が互いに誤解していたと気づき、対ABYSSで共闘することになる。

判明するのは

新たな謎は、
森本聖が敗北宣告した理由
幽の復讐の結末
龍一が主人公に幽に関わらないように忠告する理由

エロシーンは幽のオナニー。追加パッチで主人公との和姦も。

4週目。選択肢は不良に絡まれている安藤有紀を助けるか、尾行継続か。尾行継続で爽ルートへ。

爽ルートは、物語序盤に主人公がABYSSに入部してしまうという話。そして生贄には爽が選ばれる。

判明する謎は

エロシーンはなし。

5週目に出る新選択肢は、鬼塚に絡まれてる琴子を助けるか否か。助けないと琴子ルート。

琴子ルートは、主人公が琴子を失ったことから記憶喪失となる。

判明した謎は、

琴子ルートもエロシーンはなし。行為後の文章でほのめかすだけ。
追加パッチで片山たちに犯される琴子の陵辱シーン。

6週目は数ヵ月後に追記予定。次のルートで完結らしい。
ABYSS -殺人クラブ- 『琴子ルート』

完結編が発売されたので購入。これを買えば他のルートも全て入っている。

6週目の最終話は那美ルートで、5週目琴子ルートの後日談から。温子と那美がABYSSの2ndゲームに参加することになる話。

琴子ルートと同様に、温子が策略を立ててABYSS側を罠にはめるのが面白かった。

以下、判明した謎のネタバレ。

最後に1つだけ選択肢がある。選択肢でエピローグが変化する。

琴子編のセーブデータを流用して問題なく最終話が始まったけど、古いデータをロードするとエラーが出て動かなくなる。全編読んだあとのエピローグ後にスタートすると那美編と共通ルートを選べたので、他のルートのロックが解除されてないのが原因っぽい。

一部の文章が切れるバグは相変わらず。エフェクトオフかテキストの一括表示か、どれが原因かはわからない。

エロシーンを回想するモードは無いので、シーン直前でセーブしておくことをお勧めします。

ABYSS―殺人クラブ―完結編

パッチ4が配信開始。琴子のレイプと、幽と主人公が和姦するエッチシーンの追加。
»ABYSS -殺人クラブ- パッチ情報